私たちの研究室は多くの留学生を受け入れています。発足して間もないですが、日本人学生だけでなく、中国、韓国、台湾、フランス、バングラディッシュなど5か国から留学生が来ています。
また欧米、韓国などとの国際共同研究を推進。Princeton大学との共同研究では、実際に米国に滞在し交流を深めました。そして、今年はStanford大学とIBMへ。
このように学生の皆さんにも積極的に海外に滞在して、多くの経験を積んで世界中に自分のネットワークを広げてもらいます。ミーティングは日本語だけでなく、英語でも実施。日常は和やかに、研究は真剣に。博士号を取得し、世界で活躍する人材を育成します。
半導体集積回路は企業の研究開発も盛んな分野です。国内外の企業との共同研究を可能な限り推進します。
学生の皆さんには企業での実用化を目指し、社会に大きなインパクトが残せる研究を推進してもらいます。
そのためには産業界・社会動向をよく知ることが重要です。企業での経験豊富な指導教員と共に、新しい産業創出の基盤となる技術を開拓しましょう!
小菅研では、テーマにもよりますが、学生の皆さんにLSIチップを在学中に最低1回は設計、製造、測定をしてもらいます。
半導体系企業で用いられている、プロが使用する設計ツールと同じ環境で、同じようにチップを設計します。チップ製造は世界標準のファウンダリ企業に依頼。28nm, 16nm, 7nmなど先端CMOSプロセスノードでチップを設計製造し、世界最高峰の国際学会で発表します。
未経験の状態から1チップを作ることは大変な経験ですが、プロと同じ設計評価フローを経験することで、先端半導体人材として大きく成長できます。卒業後は即戦力として活躍することが可能です。
小菅研の学生は修士課程の間に必ず国際学会で発表してもらいます。
国際学会で発表することで自信がつき、さらに具体的な研究成果が目に見える形で残ります。メジャーな国際学会であるほど、皆さんの研究や開発力が世の中の人に評価されることになり、人生の大きな財産となります。
指導教員はできるだけ大きな学会で発表できるよう、積極的にサポートします。これまでに国際学会として評価の高い、ISSCC、VLSI Symposium、ASSCC、Hot Chipsなどで発表しています。
私たちは集積回路とAI技術を扱っています。どちらも技術の進化が著しく、学ぶことが非常に多く、大きく貢献できることが特徴です。
小菅研では、配属されるとすぐに研究に向けた設計トレーニングを行います。半導体集積回路の設計演習やAIの設計演習だけでなく、論文の読み方、発表資料の作成、口頭発表と質疑応答など、研究に必要な基礎能力とコミュニケーション能力を徹底的に鍛えます。
学生の皆さんは大きく成長し、卒業時には優秀研究表彰などを受賞しています。
小菅研では一生使えるスキルを伝授します。